団体銀もフィギュア日本に勢い メダルラッシュ予感 圧巻演技連発のりくりゅうは金現実味 ラスト五輪の坂本花織も好調 男子は鍵山優真、佐藤駿のダブルエースが打倒マリニンに挑む
「ミラノ・コルティナ五輪、フィギュアスケート団体・男子フリー」(8日、ミラノ・アイススケートアリーナ)
初の団体金メダルを狙った日本は最終種目の男子フリーで初出場の佐藤駿(22)=エームサービス・明大=が完璧な演技をみせ、自己ベストの194・86点をマークしたが惜しくもフリー2位。米国に逆転を許した。悔しい結果に佐藤は涙が止まらなかった。
結果としては北京五輪に続く銀メダル。ただ、日本のチーム力が際立った団体戦となり、個人戦でのメダルラッシュを予感させた。特にペアの三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)は、SP、フリーとも歴代3位の高得点をマークする圧巻の内容で1位となり、チームをけん引。合計点238・39点も歴代3位のハイスコア。三浦が「本当に次の個人戦に向けて大きな一歩だなと思いました。リザルトをみてもまだ伸ばせるところがあるので個人戦はもっと上を目指したい」と自信を滲ませたように、日本初のペア金メダルは確実に手に届くところにある。
女子も今季限りで現役引退を表明している坂本花織(シスメックス)が最後の五輪で躍動中。SP、フリーとも1位の得点をマークした。SPでは米の世界女王リュウを抑えた。中立選手として出場してくるロシアのペトロシャンらは不気味だが、中井亜美、千葉百音とともに06年トリノ五輪の荒川静香以来となる金メダル、複数のメダルの期待もかかる。個人戦まで少し時間は空くが、いい形で大一番に臨めそうだ。
男子はSPで鍵山優真が自己ベストに迫る得点で、世界王者のマリニンを圧倒した。マリニンのフリーの爆発力は驚異だが、SPで重圧をかけられれば勝機はある。フリーで一皮剥けた演技をみせた佐藤駿も十分にメダル圏内だ。
