日本は2位で最終日へ 鍵山が圧巻SP1位、“うたまさ”はフリー5位で初五輪終える 首位米国と5点差 ペアりくりゅう&男子フリー佐藤、女子フリー坂本で逆転金メダル狙う【フィギュア団体戦】
「ミラノ・コルティナ五輪・フィギュアスケート団体・アイスダンスFD」(7日、ミラノ・アイススケートアリーナ)
前回北京大会は銀メダルで、初の頂点を目指す日本は、“うたまさ”こそ吉田唄菜(22)、森田真沙也(22)=木下アカデミー=が98・55点をマークし、5位となった。日本は5種目終了時点で39点で2位。トップの米国(44点)とは5点差となった。最終日はペアフリーに“りくりゅう”こと三浦、木原組、女子フリーは坂本花織、男子フリーは佐藤駿を投入。逆転金メダルを狙う。
「不死鳥」を演じるフリー。赤い衣装の吉田と、ブルーの衣装の森田がリンクで躍動。力強いリフトや、息の合ったスピンなど大きなミスなく演技を終えた。フリーに進んだ5チームの中では最下位だったが、吉田が「心から楽しかった。本当にみんなが素晴らしい演技をしていて、私たちもそれに続きたいなっていう気持ちでいた。それが少しできたかなと思っています。得点源になることはあんまりできていないとは思うんですけど、私たちがいい演技をすることで日本チームの皆さんにエネルギーを与えたり、頑張れって気持ちを少しでも共有できたかなと思う」と胸を張れば、森田も「今出せる力はすべて出し切れた。収穫も課題もある。早くトップチームに追いつけるように積み重ねていきたい。今後、僕たち2人で成長していく中で小さなステップはあったんですけど、今回の経験はすごく大きなステップになった」とうなずいた。団体戦の主将も務める森田は「明日のペア、男女フリーはみんな本番に強い。ただただ応援して、会場の雰囲気を盛り上げていけたら」と最終日を見据え、森田は「次の五輪では私たちが最前線に立って、アイスダンスが得点源になれるような、そんな演技、強さを目指したいなって思います」と今後に想いを馳せた。
初の五輪舞台の“うたまさ”。前日のリズムダンス(RD)では3組目に登場し、自己ベストの69・69に迫る68・64点で8位。アップテンポな曲に合わせて会場から手拍子を誘い、吉田は「リンクインした瞬間から歓声や、チームのみんなから『頑張れ』という声が聞こえた。楽しさ100%で滑れた」と笑顔で振り返り、森田も「いつも以上に楽しんで滑れた」と語っていた。キスアンドクライでは、鍵山、佐藤に加えて女子の坂本花織も同席。鍵山は戻った二人を涙で出迎えていた。チーム一丸となって臨んだフリーだった。
“うたまさ”は昨年12月の全日本選手権で連覇を達成。吉田は「ここにいる、みんなのおかげで五輪に出させていただける。貢献できるように滑りきりたい」と誓っていた。
◆吉田唄菜(よしだ・うたな)2003年9月6日生まれ、岡山県出身。木下アカデミー所属。身長154センチ。
◆森田真沙也(もりた・まさや)2003年11月16日生まれ、京都府出身。木下アカデミー所属。身長165センチ。吉田・森田のペアでは全日本選手権で23年3位、24年と25年を連覇。25年アジア冬季大会優勝。
