鍵山優真 金へ「ゾーンに入ってきている」 4回転フリップなどジャンプすべて着氷 初練習に手応え「憑依できている感覚」

 練習を終え、笑顔を見せる鍵山優真(撮影・吉澤敬太)
 本番のリンクで練習する鍵山優真
 練習後、リンクを撮影する鍵山優真
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 フィギュアスケート男子の鍵山優真(22)=オリエンタルバイオ・中京大=と佐藤駿(22)=エームサービス・明大=が5日、ミラノ・コルティナ五輪本番会場のミラノ・アイススケートアリーナで初めて公式練習に臨んだ。鍵山は6日から始まる団体戦の男子ショートプログラム(SP)で起用される見込みで、2度目の五輪で悲願の金メダルを狙う。開幕日の6日が22歳の誕生日の佐藤は念願の初五輪へ好調ぶりをうかがわせた。三浦佳生(20)=オリエンタルバイオ・明大=は公式練習に参加しなかった。

 日本のエースが「KAGIYAMA」の名をとどろかせる。鍵山は「『この滑りが鍵山優真なんだぞ』と、全世界の見ている人に届けられるように」と、自身2度目の五輪で悲願の金メダルを手中に収める構え。「ゾーンに入ってきている」と既に戦闘態勢だ。

 五輪開幕の6日に団体戦が早速始まる。22年の北京五輪では日本は銀メダルで、今回も前回金メダルの米国との首位争いが予想される。鍵山は7日のSPでチームジャパンをけん引する。練習の曲かけでは全てのジャンプを着氷。「音楽が聞こえているというよりは憑依(ひょうい)できている感覚」と“鍵山ワールド”に入り込み、ノーミスで滑り終えた。

 フリーで投入する4回転フリップも入念に調整。「いつも通りの力加減、いつも通りのスピード感で跳ぶことができた。不安になることなく試合を迎えられそう」と手応えバッチリだ。

 1月29日にミラノ入りしてから、初めての本番会場のリンクだった。「本当に心地よい。出だしは順調」と、取り巻く環境にも自身の状態にも納得の表情を見せる。練習後は会場内の五輪マークをデジカメで撮影。「オリンピックに来たという感覚が60%くらいまできている」と大舞台の雰囲気をかみしめた。

 初出場だった北京五輪とは立場が違うことはもちろん自覚している。個人、団体ともに銀メダルを獲得したが「先輩の背中についていくだけだった」というのが4年前。エースと呼ばれるようになった今は「オリンピックで成し遂げたいことが変わった。覚悟がすごく強くなった」。口元を引き締め、先頭に立って日の丸を背負う。

 「マイナスの感情は全部日本に置いてきた。スケートも気持ちも大きく成長した。全ての力を出し切れるように」。もう不安はない。悲願の金メダルへ一気に走り出す。

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