カーリング日本 スイスに敗れる、藤沢は涙「私の責任」韓国敗れ、準決勝進出

第5エンド、ストーンを投じ、大声で支持を送る藤沢五月(撮影・高部洋祐)
第7エンド、ポイントを奪い、感極まって涙する藤沢五月(右から2人目)=撮影・高部洋祐
第7エンド、ポイントを奪い、感極まって涙する藤沢五月(左から2人目)=撮影・高部洋祐
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 「北京五輪・カーリング女子・1次リーグ、日本4-8スイス」(17日、国家水泳センター)

 世界ランク7位の日本は、世界ランク2位のスイスに敗れた。通算成績は5勝4敗で1次リーグを終えた。第10エンドでコンシードした後、スキップの藤沢五月は涙を抑えられなかったが、韓国が敗れたため、日本の準決勝進出が決まった。

 不利な先攻の第1エンドで日本はスイスを1点に抑えると、第2エンドでは藤沢の最終投をハウス(円)の中心に投げ入れ、2点を獲得。第3エンドもスイスに難しいショットを打たせて1点に抑えた。

 序盤はいい入り方をしたが、第4エンドでは、藤沢の最終投が相手の石を出せず、1点のスチールを許した。第5エンドも藤沢が最終投を決められず2点を奪われ、2-5で前半を終えた。

 第6エンドは互いに点が入らないブランクエンド。第7エンドでは、再び藤沢の最終投にプレッシャーがかかるショットとなった。「そろそろ決めたいっ!」と意気込む藤沢に、メンバーは「大丈夫さっちゃん!」「さっちゃん時間あるから大丈夫だよゆっくり投げてー!」と声をかけた。仲間の後押しもあり、藤沢は最終投を決めて2点を獲得した。

 しかし、日本の先攻で迎えた終盤の第9エンドで、相手の最終投が日本のストーン2つをはじき出し、スイスが3得点。4点差で最終エンドを迎える苦しい展開だった。

 第10エンドも最後まで可能性を模索したが、追いつくために必要なストーンがほぼなくなった時点でコンシードを選択した。終了後は、チーム内で抱き合って健闘をたたえあった日本の選手。藤沢の目には涙があふれていた。

 中継したテレビ東京でのインタビューに、藤沢は「試合をつくってあげられなかったので、本当に私の責任であるんですけど。最後の最後まで、すごくポジティブな言葉をかけてくれて、最後まで戦う姿勢をわたしにつけてくれたことがすごく感謝です」と語った。

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