カーリング女子 日本が準決勝進出に王手 4失点でも冷静「ご褒美」と思い勝ち越し

 米国を破り、抱き合う藤沢ら(撮影・高部洋祐)
 第4エンド、ポイントを奪いタッチを交わす藤沢五月(左から2人目)ら(撮影・高部洋祐)
 ハーフタイムに休憩する(下から時計回りに)藤沢、吉田知、鈴木、(1人おいて)吉田夕
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 「北京五輪・カーリング女子・1次リーグ、日本10-7米国」(16日、国家水泳センター)

 世界ランク7位の日本は、世界ランク6位の米国に勝利した。この結果、5勝3敗とした。日本は最終戦でスイスに勝てば準決勝進出が決まる。敗れた場合は英国、韓国、カナダと並ぶ可能性がある。勝利数で並んだ場合は、直接対決の結果でまず順位を決める。

 最終第10エンドで、相手のハウス内のストーンを2つはじき出せば勝利が決まる状況で、藤沢がダブルテークアウト(2つ相手のストーンを出すこと)を決めた。「ナイスー!よかったー!」と4人は抱き合って勝利を喜んだ。

 第1エンド、日本は有利な後攻で難しい形を作られたが、藤沢が最終投をきっちり決めて1点を獲得。第2エンドは不利な先攻ながらハウス(円)の中に石をためる展開を作り、一挙3点をスチールした。

 第3エンドで2点を許したが、第4エンドでは、藤沢の最終投を鈴木と吉田夕のスイープで伸ばし、繊細なショットを成功させて2点を獲得した。第5エンドで相手を1点に抑え、6-3で前半を終えた。

 “もぐもぐタイム”では軽めにゼリー飲料で済ませた。第6エンドでは相手に4点のチャンスがある中、藤沢の最終投を中心に決めてきっちり1点を獲得した。

 だが、第7エンドに試練を迎える。相手ストーンが多くハウス内に残る展開で、先攻の日本は、最後の1投で可能な限り相手のストーンを出したい状況になった。ここで藤沢が出せた相手ストーンは1つのみで、最終的に4点を取られて同点に追いつかれた。

 正念場の第8エンド。後半の日本はサードの吉田知の、ややコースを誤ったショットに対して、吉田夕と鈴木が懸命のスイープで軌道を保ち相手ストーンを押し出すことに成功。このエンド2得点につながった。

 第9エンドは、相手のフォースが日本のストーンにぴったりとつける「フリーズ」と呼ばれるショットを成功させたが、藤沢もお返しとばかりに「フリーズ」を決めた。相手は後半にも関わらずナンバーワンをとれず、3点差で最終エンドを迎えることができた。

 第7エンドで4点をとられた後が分岐点になった。中継を担当したNHKでのインタビューで、サードの吉田知は「4点とられても、私たちとってはいいシチュエーションだったので。前半、中盤とアイスを読んで、形をつくってきたご褒美だったと思うので、そこはしっかりと心のアドバンテージをつかって、落ち着いて、次のエンドをプレーできたのは、このチームで8年間ぐらいしっかりと積み上げてきたものなんじゃないかなと思っています」と語った。

 カーリングは1点でも相手を上回ればいいため、有利な後攻を最終10エンドで迎えるために、後攻→先攻→後攻になるように、第8エンドを後攻で迎えると、勝利への道筋が立てやすくなる。

 日本は17日15時5分から、世界ランク2位で、今大会7勝1敗で1位と絶好調のスイスと1次リーグ最終戦を行う。まだ16日の他の試合が終わっていない時点では、日本はスイスに勝てば自力で準決勝進出が決まる。

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