日本に悲劇 女子団体パシュートは悔し涙の銀メダル 最終コーナーで痛恨の転倒

 「北京五輪・スピードスケート女子団体追い抜き・決勝」(15日、国家スピードスケート館)

 平昌五輪の同種目で金メダルを獲得した日本がカナダと対戦。惜しくも敗れ、銀メダルとなった。

 悲劇に襲われたのは最終コーナー。リードを奪っていたが、バランスを崩した高木菜那が転倒。悔しい逆転負けとなった。高木菜はレース後、悔し涙を流した。

 準々決勝では五輪新の2分53秒61をたたき出し、1位で突破。この日行われた準決勝のROC戦はレースは序盤から大きく引き離し、余力を残してゴールしていた。決勝も見事な隊列でカナダをリードしていたが、連覇はならなかった。

 日本は前回の金メダリストメンバーである高木美帆(27)、高木菜那(29)、佐藤綾乃(25)に押切美沙紀(29)を加えた4人。各試合でメンバーの入れ替えは可能で、3試合全てで高木姉妹と佐藤の3人で臨んだ。

 高木美にとっては個人種目と合わせて今大会3つ目のメダル。日本女子最多6個目の獲得となった。

 ◆パシュート 3人が隊列を組んで走行し、最後尾の選手がゴールした時点のタイムを競う。

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