村瀬心椛が銅メダル!「夢みたい」浅田真央超え17歳で日本女子最年少メダリストに
「北京五輪・スノーボード女子ビッグエア・決勝」(15日、ビッグエア首鋼)
日本代表・村瀬心椛(17)が銅メダルを獲得した。17歳でのメダルは10年バンクーバー五輪女子フィギュアスケート銀メダルの浅田真央の19歳を抜き、冬季五輪では日本女子最年少メダリストの快挙となった。
競技後、村瀬は「本当に夢みたい。信じられない。今までここにこられたのも皆さんのおかげ。私だけで取れたメダルじゃないので感謝しています」と頭を下げた。
1回目はバックサイドのダブルコーク1080で、80・00。2回目はフロントサイドのダブルコーク1080をほぼ完璧に決め、91・50をたたき出した。得点を確認し、ガッツポーズも繰り出した。3回目は転倒して逆転できなかったが、3位が決まった。
村瀬は2本目について「グラブを長く持ってビタビタに着ってやろうと思っていた」と納得。最年少での快挙には「すんごく嬉しい」とはにかんだ。
今大会はスロープスタイルで悔しい10位。ビッグエアに向け「自分の滑りを出し切って、家族や皆さんに恩返しできるように」と語り、予選は2位で通過していた。
◆村瀬心椛(むらせ・ここも)2004年11月7日生まれ。岐阜県出身。小学生でプロ資格を取得し、18年の世界ジュニア選手権ではスロープスタイルとビッグエアの2冠を達成。さらに13歳で臨んだ同年のXゲームノルウェー大会では、ビッグエアで史上最年少優勝。昨年10月にW杯ビッグエア開幕戦で初優勝し、今年1月にW杯スロープスタイル開幕戦で同種目初優勝。現在、岐阜第一高の2年生。ムラサキスポーツ所属。153センチ、42キロ。