渡部暁斗は7位「金メダルが見えていた」悔しさも切り替え ラージヒルでの雪辱誓う

 力走する渡部暁斗(中央)=撮影・高部洋祐
 力走する渡部暁斗(撮影・高部洋祐)
 7位でゴールし、倒れ込む海外の選手をねぎらう渡部暁斗(撮影・高部洋祐)
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 「北京五輪・ノルディックスキー複合・ノーマルヒル」(9日、国家スキージャンプセンター・国家クロスカントリースキーセンター)

 後半の距離(10キロ)が行われ、日本代表・渡部暁斗(33)は7位でゴール。メダルは届かずも、3大会連続の入賞となった。前半ジャンプで首位発進の日本代表・山本涼太(24)は14位だった。

 渡部は前半のジャンプでは98メートルで9位。トップと1分16秒の差で、結果的には出遅れが響いた。

 クロスカントリーを終えた渡部は「金メダルが見えていたというか、獲った選手(ドイツの)ガイガーは(集団で)一緒に走っていたので。もう少しうまく走れればメダルもあったかと思えば悔しさはあるが、ジャンプの悪さからするといい走りはできた」と振り返った。

 距離では第2集団の後方につき、ルゼック(ドイツ)グライデラー(オーストリア)ら先頭集団を追走。メダル獲得へ執念をみせたが、徐々に集団から遅れた。それでも、意地をみせて順位を上げた。「思ったより、他の選手がハイペースに入らなかったのも良かった。最終周まで粘れた。ただ、コースのきつさと標高の高さで、最後は残っていなかった」と語った。

 ソチ五輪ではジャンプで2位、平昌五輪ではジャンプで首位発進。クロスカントリーでも奮闘し、銀メダルを獲得した。今季のW杯では最高が5位。

 開会式では旗手も託され「これまで以上に日本を代表してという思いが強い」と決意。「金メダルに向けて全力を尽くしたい」と語っていた。

 まだ、ラージヒル、団体戦も残す。「こういう結果でメダルがとれませんでした。かなり苦戦しているジャンプをラージヒルで手応えつかんで、有限実行の金メダルを取れるようにしたい」と前を向いた。

 ◆渡部暁斗(わたべ・あきと)1988年5月26日、長野県出身。98年長野五輪のジャンプを会場で観戦して小学4年でジャンプを始め、中学1年から複合に取り組んだ。06年トリノから五輪5大会連続出場。14年ソチ五輪、18年平昌五輪の個人ノーマルヒル銀メダル。173センチ、60キロ。

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