高梨沙羅 個人戦と同じスーツでも失格 失格5人は全員女子 五輪初の連戦、影響か
「北京五輪・ノルディックスキージャンプ・混合団体」(7日、国家スキージャンプセンター)
今大会から初採用された男女混合団体が行われ、日本は女子のエース高梨沙羅(25)=クラレ=の1本目がスーツ規定違反と判定され失格に。このほか、1本目で女子ノーマルヒル銀メダリストのアルトハウス(ドイツ)とオーストリアの女子選手1人。2本目にノルウェーの女子選手2人が同じくスーツ違反で失格に。失格した選手は全員が女子だった。
日本選手団関係者によると高梨は、ジャンプ後のランダムな選出による検査で、両太もも回りが規定より2センチ大きいと判断された。2日前のノーマルヒルと同じスーツだったが、違反とされたという。飛ぶ前の検査では問題はなかった。担当者は「僕たちのミス。計測ミスというか、大丈夫ではなかったということ。我々スタッフの確認不足。本人のせいじゃない」とした上で「痩せるだけでサイズが変わる。体の水分が抜けたりしても、足の大きさは変わる」と、説明した。
女子は14年ソチ五輪、18年平昌五輪と個人ノーマルヒルのみが実施された。団体戦が導入された今回は初の連戦。繊細な体調管理が求められるギリギリの世界。過酷な五輪での戦いが影響した可能性もある。