小林陵侑が金メダル!日本今大会1号「すごく嬉しい」 札幌の笠谷以来NH50年ぶり

金メダルに輝き、仲間に担がれ手を振る小林陵侑(撮影・高部洋祐)
金メダルを決めるジャンプに雄たけびを上げる小林陵侑(撮影・高部洋祐)
男子個人ノーマルヒル決勝で2回目の飛躍をする小林陵侑。日本選手団第1号となる金メダルを獲得した=張家口(共同)
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 「北京五輪・ノルディックスキージャンプ・男子ノーマルヒル・決勝」(6日、国家スキージャンプセンター)

 1回目でトップに立った小林陵侑(土屋ホーム)が2回目も好成績をマークし、金メダルを獲得した。2本目は99・5メートルを飛び、129・6点を獲得し、合計275・0点だった。小林の兄・潤志郎は27位だった。

 1本目も風をつかまえきれずに有力選手が続々と苦しんだが、2本目も終盤の選手が距離を伸ばせない展開となった。その中で、トップに立つ為に必要な目安となる距離を越えて着地。飛型点も平均18・5点の55・5点を獲得した。着地の直後に優勝を確信し、ガッツポーズ。ライバルも拍手する中、チームメートと抱き合い、雄たけびをあげた。

 競技を終えた小林陵はNHKなどが担当した中継で「2本ともいいジャンプそろえられたので、すごく嬉しいです」と喜びを語った。兄と抱き合い、「一緒に悔しい思いも嬉しい思いもしてきたので、すごく嬉しかったです」とかみしめるように口にした。「ノーマル、個人、いいジャンプできたので、また次の試合につなげていきます。金メダルっていう結果を嬉しく思って、次からも頑張っていきたいですね」と今大会残りの種目に目を向けた。

 同種目の金メダルは、1972年札幌五輪の笠谷幸生以来、50年ぶりの快挙となった。ジャンプの個人種目としてみても、98年長野五輪ラージヒルの船木和喜以来の金メダル。また、今大会で日本選手団の金メダル第1号となった。

 風が飛距離に大きく影響するのがジャンプ競技の特徴で、1本目では実績上位の選手が登場する後半で飛距離を思うほどは伸ばせない選手が続いた。その中で小林陵は104・5メートルの大ジャンプ。飛型点などの各要素を合算し、145・4点の高得点をマークし、2位に6・2点差をつけた。1メートルで2ポイント分のため、約3メートル分のリードをつけていた。

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