内村、強行で5位も充実「ここで100点出すと東京で…」

 「リオ五輪・体操男子種目別ゆか・決勝」(14日、リオ五輪アリーナ)

 団体、個人総合と2冠の内村航平(27)=コナミスポーツ=は、個人総合で発症した腰痛の影響が響き、15・241点で5位にとどまり今大会3つ目のメダルには届かなかった。

 死闘となった個人総合でのぎっくり腰の影響も残る中、「腰が壊れても出る」と痛み止めを飲み強行出場した内村は、最初の連続技でラインオーバーし、万事休す。ただ、気力を出し尽くし、表情には充実感がにじんだ。

 これでリオ五輪の全日程を終了。悲願の団体、五輪史に残る激闘を制した個人総合と2つの金メダルを手にした。自己採点は80点。「まだできたんじゃないかという自分もいるし、ここで100点出すと東京で目標がなくなる」と笑った。

 今後は20年東京五輪に向けて、オールラウンダーからスペシャリストへの転身を視野に入れる。「6種目できて体操というのは変わらない。その中で得意種目をいかに上げていくか。代表に入る方法が変わるだけ」。31歳になる4年後の自分を模索していく。

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