ナダル、錦織たたえる「ケイのプレーは素晴らしかった」

 「リオ五輪・テニス男子シングルス・3位決定戦」(14日、五輪テニスセンター)

 錦織圭(26)=日清食品=が、ラファエル・ナダル(スペイン)を2-1で下し、銅メダルを獲得した。同種目の日本選手がメダルを獲得するのは96年ぶりという快挙となった。錦織に競り負けたナダルは「ケイのプレーは素晴らしかった。仮に100%の力が出せる状況だったとしても勝つのは難しいだろう」と相手をたたえた。

 ナダルは左手首を痛め、今大会が約2カ月ぶりの復帰戦。3種目にエントリーし、男子ダブルスでは金メダルを獲得した。第2セット残り2ポイントで敗退という危機から粘りも見せた。今大会10試合目で疲労は明らかだったが「ベストは尽くした」と下を向くことはなかった。

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