内村、伝説の五輪「歴史の部分でも語り継がれて」 認知度アップ実感

 「リオ五輪・体操男子種目別決勝床運動」(14日、リオ五輪アリーナ)

 団体、個人総合と2冠の内村航平(27)=コナミスポーツ=は、個人総合で発症した腰痛の影響が響き、15・241点で5位にとどまり、3つ目のメダルには届かなかった。

 これで内村のリオ五輪は終わりを迎えた。悲願の団体、歴史に残る死闘を制した個人総合と2つの金メダルを手にし、「五輪で初めて自分の満足いく演技ができて、結果もついてきた。個人総合のあのすごい戦いはもう2度とできないと思う。体操の歴史の部分でも語り継がれていってほしい」と、胸を張った。

 ベルニャエフ(ウクライナ)との個人総合の歴史的死闘で「体操を広める」という1つの目標を達成できた実感もある。試合後に内村に向けられた海外メディアのあなたは審判に好かれているんじゃないですか?」という質問を、ベルニャエフが「無駄な質問だ!」と一蹴した出来事にも反響は大きく、内村は「オレグ(ベルニャエフ)の会見も広まってるみたい。それだけ海外の選手も日本で知ってもらえた。本当に広められたという意味では、よくできた五輪だった」と、満足そうに頷いた。

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