卓球男子団体8強も…楽勝ムード一変 エース水谷チーム救う

1回戦第5試合シングルスで強烈なスマッシュを放つ水谷隼(右から丹羽孝希、吉村真晴)=リオデジャネイロ(撮影・棚橋慶太)
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 「リオ五輪・球男子団体・1回戦、日本3-2ポーランド」(13日、リオ中央体育館)

 団体では五輪初となるメダル獲得を目指す第4シードの日本はポーランドを下して準々決勝に進出した。

 第1戦は吉村真晴(24)=名古屋ダイハツ=が王増翠を3-1で下して先陣を切ると、続く第2戦では、男子シングルスで男女通じて日本初の銅メダルを獲得した水谷隼(27)=ビーコン・ラボ=が1ゲームを失うも、3-1でディアスに順当勝ち。

 楽勝ムードが漂ったが、第3戦のダブルスで吉村、丹羽孝希(21)=明大=組が王、グラク組に2-3で敗れると流れは一転。第4戦でもシングルス8強の丹羽が格下ディアスに1-3で落とす波乱で2-2のタイとされた。

 窮地を救ったのはエース水谷だった。最終戦でグラクを3-1で下し、一人で2勝をマーク。3時間半を超える死闘に終止符を打った。

 予想外の辛勝に水谷は「日本は気持ちが緩んでいたかなと感じた。きょうは負けてもおかしくない試合。一生取り返しのつかないことになる一歩手前だった。自分も含め全員が感じないといけない」と、自戒を込めて反省した。

 倉嶋監督は「勝ったことが一番大切だが、流れの悪さが凝縮された試合」と苦い表情。ダブルスとシングルスで2敗を喫した丹羽について「集中し切れていなかった。緊張はしていなかったと思うが、ベンチに帰ってもキョロキョロして入り込めていない。雑念を振り払って試合に臨んでもらいたい」と苦言を呈した。

 日本は14日(日本時間15日未明)の準々決勝で香港と対戦する。

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