美誠のびのび2勝!五輪デビューの緊張なし 卓球女子団体8強入り

 「リオ五輪・卓球女子団体・1回戦、日本3-0ポーランド」(12日、リオ中央体育館)

 団体1回戦が行われ、女子は12年ロンドン五輪銀メダルの日本がポーランドに3-0で勝ち、13日の準々決勝に進出した。シングルスで石川佳純(23)=全農=がグジボフスカを3-0で退け、伊藤美誠(15)=スターツ=がリーを3-1で下し、ダブルスで福原愛(27)=ANA、伊藤組がグジボフスカ、パルティカ組に3-1で勝った。

 2大会連続のメダル獲得に向け、好スタートを切った。石川、福原、伊藤の強力布陣で臨んだ日本が、ポーランドを下して8強入り。石川が切り込み役としてシングルスの第1試合に登場し、軽快な動きを披露し「(初戦敗退に終わった)シングルスのメダルも欲しかったが、団体でのメダルもすごく欲しい」と気持ちを切り替えて臨んだ。

 失意のシングルス後に2日間、完全休養してリフレッシュ。世界ランク60位のグジボフスカを寄せ付けず「とりあえず1勝できてほっとした」と表情を緩めた。

 五輪デビューの伊藤は、シングルスの第2試合と福原とのダブルスに出場して2勝をマークした。元気いっぱいに腕を振って、ボールに向かって飛び付く姿は緊張とは無縁。「(普段の)ツアーより(五輪は)もっと迫力があった。応援してくれる人がたくさんいると自分は盛り上がる。五輪の舞台は好き」と笑顔で話した。

 シングルスで自己最高の4位となった福原は、激戦の疲れを感じさせなかった。12歳下の伊藤と息の合った連係を見せ「力を合わせて勝てた。すごく心強い」と期待を寄せる。

 銀メダルを獲得したロンドン五輪のメンバーから平野早矢香が引退し、伊藤が加わった。新たな3人で打倒中国を目指す戦いが始まった。

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