片山晋呉 亡き父のためにメダル獲る!64年東京五輪聖火ランナー務めた写真を発見

 ゴルフ男子でリオ五輪の出場権を獲得した片山晋呉(43)=イーグルポイントGC=が12日、都内で自身がホストを務める「ネスレマッチプレー・レクサス杯」(29日開幕、北海道)の会見に出席。五輪出場を決めた胸中を語った。

 1904年のセントルイス大会以来、112年ぶりに復活したゴルフは、ジカ熱の問題などもあり、日本でも世界ランク上位の松山英樹と谷原秀人が出場を見送った。

 片山も自身の不調もあり悩んだというが「『これ以上の日本代表はないよ』という友人の言葉も決め手になった」。また同時期に自宅で、19年前に亡くなった父・太平さん(享年53)が64年東京五輪で聖火ランナーを務めた時の委嘱状と写真を偶然に発見。「ちょっと震えた。父親が生きていたら『行け』と言うんだろうなと」と、決断の経緯を語った。

 有力選手の辞退が相次ぐ中で迎える五輪。「出る人にとってはチャンス。メダルを取りたいし、(経験を)後進に引き継ぎ(20年の)東京五輪にプラスとなるようにしたい」と意気込んだ。

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