横山がプロ初勝利「長かった」

プロ初勝利のウイニングボールを手に笑顔がはじける阪神・横山雄哉=ナゴヤドーム(撮影・飯室逸平)
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 「中日0-9阪神」(4日、ナゴヤドーム)

 今季初登板初先発の阪神・横山は味方打線の大量援護に恵まれ、7回を投げ散発3安打で無失点と好投し、プロ初勝利を挙げた。チームの中日戦連敗を4で、ナゴヤドームでの連敗を6で止めた。

 横山は新日鉄住金鹿島から14年度ドラフト1位で入団。ルーキーイヤーの昨季は4試合に登板して0勝2敗、防御率6・75と期待に応えることができなかった。15年6月13日・オリックス戦(京セラドーム)の先発以来、326日ぶりの1軍マウンドで、待望の1勝を手にした。

 ヒーローインタビューでは、はにかんだ笑顔を浮かべながら「長かったですけど、今はホッとしています。緊張はしましたけど、何とか抑えることができてよかったです」と振り返った。好投の要因には「変化球でストライクが取れましたし、それがよかったかなと思います」と語った。この日は、捕手の原口が四回に、プロ初アーチとなる3ランを放った。「ホームランも大きかったですし、リード面でも心強かった」と、女房役の攻守にわたる援護に感謝した。

 インタビュアーから「緊張していますか?」と聞かれると、「マウンドのが緊張しました」と笑顔。「きょうの試合で満足することなく、次もしっかり抑えられるようにしたい」と誓い、ナゴヤドームの虎党から大きな歓声を浴びた。

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