原口、コーチのユニホームで初安打

8回阪神無死、プロ初安打となる左前打を放つ阪神・原口文仁=甲子園(撮影・飯室逸平)
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 「阪神-巨人」(27日、甲子園球場)

 この日、育成契約から支配下選手契約を締結したばかりの阪神・原口文仁捕手(24)が代打でプロ初出場を果たし、そのままマスクもかぶった。支配下選手契約と同時に、背番号は「124」から「94」となったが、ユニホームが間に合わず、山田勝彦2軍バッテリーコーチのユニホーム、背番号「82」をつけて試合に出場した。

 五回、2死一塁の場面でこの日にスタメンマスクをかぶった清水のところで代打で出場。中飛に倒れたが、直後の守備から捕手に入った。八回にはプロ初安打を放った。先頭から打席に立つと、田口の2球目を左前に運んで出塁。スタンドからは拍手と歓声が注がれた。

 この試合は通常のものと違う「輝流ラインユニホーム」が使用されていることもあって、原口のものが間に合わず、山田2軍バッテリーコーチの「82」のユニホームを借りて試合に臨んでいた。

 原口は09年ドラフト6位で帝京高から入団したが、度重なる故障に見舞われ13年から育成契約となっていた。

 今季はキャンプ2軍スタートながら、2月下旬に1軍キャンプ合流。オープン戦途中まで1軍帯同を続けると、ウエスタンでも好調を維持。今季18試合の出場で47打数14安打、打率・298、3本塁打、8打点とアピールし続けていた。高卒7年目。念願の支配下復帰を実現させた。

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