白鵬復帰へ、回復順調 入門土俵で最後の稽古

 20日の香川県丸亀市での大相撲秋巡業で、左膝負傷から復帰する横綱白鵬が18日、東京都墨田区の宮城野部屋で復帰前に最後の稽古を行った。

 じっくりと準備運動をした後に、幕内経験のある三段目の山口に対し、左前まわしを取って右を深く差す得意の形で寄り切るなど、回復は順調な様子。約1時間半、気持ちよさそうに汗をかき「きのうよりきょうという感じで良くなっている。抑えた分は秋巡業で発揮すればいい」と笑顔だった。

 宮城野部屋は耐震性の問題で同区内に移転。引っ越しなどのため、15歳で入門してから慣れ親しみ、強さを育てた稽古場を使用するのは、この日で最後となった。

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