大相撲の夏巡業が3日、岐阜市で始まり、名古屋場所で2場所ぶり35度目の優勝を果たした横綱白鵬は小結宝富士と6番取り、秋場所(9月13日初日・両国国技館)に向けて始動した。
白鵬は巡業初日に際して支度部屋に集まった幕内力士に対し、疲労のたまる後半になっても活気ある稽古をすることを呼び掛けた。横綱は「きょうは行動で示した。番数は少なかったけど、いい汗をかいた」と充実の表情だった。
夏巡業は29日まで20日間、17会場で実施。長丁場の鍛錬の場に、尾車巡業部長(元大関琴風)は「秋場所で活躍できるかは、この巡業で決まる。競争してもらいたい」と期待した。