W杯招致で資金洗浄容疑53件 FIFA汚職捜査長期化

 【ジュネーブ共同】スイスのラウバー検事総長は17日、首都ベルンで記者会見し、2018年のロシア、22年のカタールのワールドカップ(W杯)両大会の招致活動をめぐる国際サッカー連盟(FIFA)の汚職事件に絡み、53件のマネーロンダリング(資金洗浄)容疑が浮上していると明らかにした。

 ラウバー氏は「捜査手続きは広範囲にわたり、かつ複雑だ」と指摘、捜査が長期化する可能性が高まった。

 FIFAの監査・法令順守委員会のスカラ委員長は、両大会の招致で不正が明らかになれば、ロシアやカタールの開催権を取り消す可能性を示唆している。

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