本田 W杯「次はないぐらいの気持ち」

前をしっかりと見つめながらインタビューに応える本田(撮影・吉澤敬太)
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 サッカー日本代表のFW本田圭佑(ACミラン)が31日、合宿中のアメリカ・クリアウォーター市内で、W杯直前合宿が始まって以来初めて、報道陣の取材に応じた。

 自身の公式ウェブサイトで、今大会を集大成と位置づけていたことを踏まえて、真意を問われると「先があると思って挑んでいるわけではない。自分の中ではここを節目にやる気持ちで今まで挑んできたので、次はないぐらいの気持ちで自分に言い聞かせてやっています」と返答。今大会が最後になる覚悟を示した。

 W杯優勝を公言してきて約4年が過ぎた。あえて言動先行型のスタイルで日本代表を引っ張ってきたことには、「申し訳ないですけど、勝手にやらせてもらってきた部分はある。ここからは強引というよりも実がともなわないといけない」とビッグマウスよりも、結果を出すことへのこだわりを見せた。「日本のサッカー界はこれからが本当の意味で重要な立ち位置になっていくと僕は思います。そういう意味でW杯は非常に大事と思います」と決意を語った。

 午後は照りつける日差しの中、積極的に練習を盛り上げた。手でボールを扱いヘディングでゴールを狙う遊びの要素の強いミニゲームでは、全力投球で“ピンポイントクロス”を放る場面も。雰囲気づくりに心を砕いていることをうかがわせた。

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