和気慎吾 スパーリングで好感触

スパーリング後、自慢のリーゼントを整える和気
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 「ボクシング・IBF世界スーパーバンタム級王座決定戦」(7月20日、エディオンアリーナ大阪)

 同級1位の和気慎吾(古口)が28日、都内の協栄ジムで練習を公開した。対戦相手で同級2位ジョナタン・グスマン(ドミニカ共和国)は、21戦(21KO)無敗の戦績を誇る強敵だが、和気はここまで順調な調整を積んでいる。

 和気は、フィリピン・スーパーフライ級王者で東洋太平洋同級6位のジョナス・スルタンと2ラウンドのスパーリングを行い、スピードと手数で圧倒した。「練習通り、相手のサイドに回れている。少し前にやった12ラウンドでも最後までいい動きができたし、自信になっている」と調子のよさをアピールした。

 古口哲会長は、2005年に千葉・鴨川で行われたインターハイ会場に足を運び、岡山商科大付属高在学中の和気をスカウトした。「アマなのにプロらしい動きをしていたし、何しろ顔がよかった」とゾッコン。以来、手取り足取り教えて、晴れの舞台を迎える。

 「相手は強いと言っても緊張するはず。初っぱな、こっちから出ていけば面白い。(前WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の)内山(高志)君が倒されたときのようなことがあるかも」と、内山を2回で倒したジェスレル・コラレス(パナマ)のような作戦も描いている。

 「最高の舞台、見せ所だよ。勝って有名になるんだろう」と、会見では古口会長に乗せられ、あおられた和気は「会長からは“おだてりゃ天まで登る”と言われてます。スーパースターになります」と世界王座奪取を誓った。

 なお、試合はWBA世界フライ級王者・井岡一翔(井岡)-同級7位、ケイビン・ララ(ニカラグア)とのダブル世界戦として行われる。

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