元女子全日本王者・村田が圧勝デビュー

村田夏南子(右)はナタリア・デニソヴァと打ち合う=名古屋日本ガイシホール(撮影・山口登)
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 「格闘技・RIZIN.1」(17日、日本ガイシホール)

 12年の女子レスリング55キロ級全日本王者の村田夏南子が総合格闘技デビュー戦を、ポテンシャルの高さを見せつけて判定勝利で飾った。

 53キロ契約MMAルール5分3回戦で、プロボクサーを父に持つロシアのナタリア・デニソヴァと対戦。村田は開始早々に鋭いタックルを決めてテークダウンすると、グラウンドで主導権を握る。一時はアームロックを決めて追い詰めたが、決めきれずに1回を終えた。 2回も早々にタックルを決めてテークダウン。今度はパウンド(グラウンドでのパンチ)攻撃も見せて優位に立つ。最終の3回も抱え込んで力任せにグラウンドに持ち込み、粘る相手を仕留められなかったものの、最後まで圧倒した。 55キロ級代表の吉田沙保里らリオ五輪女子レスリング代表の面々が見守る前で完勝を収めた村田は「代表の選手に応援してもらって、とても心強かったです。今度は自分がリオオリンピックで活躍する皆さんをテレビの前で応援したいと思います」と感謝。だが、一本を奪えなかったためか「しょっぱい試合をしてすみません。こんな勝ち方するイメージじゃなかったんですけど、本当にすみません」と苦笑した。

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