花形がTKO勝ちで新王者
「東洋太平洋女子ミニフライ級タイトルマッチ8回戦」(1日、後楽園ホール)
花形冴美(31)=花形=が14年9月24日王座を奪われた小田美佳(32)=宮田=を5回1分30秒TKOで下し、王者に返り咲いた。花形は通算12勝(6KO)6敗2分。
花形は序盤からボディー、ワンツーと積極的に攻め、一方的な展開に持ち込んだ。4回には連打で小田の鼻から出血させ、5回のラッシュで相手陣営からタオルが投げ込まれた。
「ベルトを取られてから悔しくて、絶対に取り返してやろうと思っていた。勝って笑おうと思っていたのに、泣いてしまった」と試合直後のリングではうれし涙を流した。
ドクターチェックを済ませた控室では満面の笑みで試合を振り返り「もともとスタミナはあるんです。力が入って自滅していただけ。リラックスしていたので、手数を出しても全然疲れませんでした」と、成長の跡を見せた。花形会長は「世界戦の話も来ている。勝ったからやれるだろう」と、まな弟子の背中を押す。
5勝(1KO)8敗1分となった小田は「何もできないまま終わってしまった。勢いに飲まれてしまった。今後については考えます」と話した。


