オカダ V3「一番すげえのは新日本」
「プロレス・新日本」(11日、エディオンアリーナ大阪=観衆5180人)
IWGPヘビー級王者のオカダ・カズチカが後藤洋央紀の挑戦を退けて3度目の防衛に成功。中邑真輔とAJスタイルズの退団後初のビッグマッチで、超満員の会場に不安を感じさせない興奮を呼び、「新日本プロレス、いろんなことがありました。でもな、大丈夫。オレがいるから。まだまだオレが新日本プロレスをもっと上のステージに連れて行くからな」と高らかに宣言した。
後藤は8度目の挑戦で初の奪取を目指す執念を示すかのように、白装束と全身に白黒2色のペイントを施す異様な姿で登場。オカダは後藤の気迫あふれるファイトに苦戦し、長時間の昇龍結界、雪崩式牛殺しなどで追い込まれたが、最後はレインメーカーの3連発でマットに沈めた。
試合後は「後藤さん、強かったよ」と健闘をたたえたオカダ。さらに、「まだまだ変わりたいって言うんだったら、ケイオスに入ったらどうですか」と、自身の所属ユニットに勧誘した。
最後は中邑の決めゼリフ「一番すげえのはプロレスなんだよ」を引用して、「ちょっと違う。一番すげえのは新日本プロレスなんだよー!!」と絶叫して大会を締めた。オカダがいれば“金の雨”が止むことはない。