山中一夜明け、次戦のターゲット定める

V9を報じる本紙を手にする山中慎介
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 WBC世界バンタム級王座の9度目の防衛成功から一夜明けた23日、王者・山中慎介(帝拳)が都内のジムで会見に応じ、2‐1の判定勝利を振り返った。試合直後の顔は赤かったが腫れもなく「ダメージもなく良かった」と笑顔を見せた。

 挑戦者のアンセルモ・モレノ(パナマ)にパンチをかわされ、8回終了時でリードされた。10回からの猛攻で逆転した展開を「これまで8ラウンドを終えて(公開採点で)負けている試合はなかった。9回を取られて、10回は分かれ目だった。巻き返せたのは大きな経験になった」と手応えを口にした。

 区切りのV10戦については「海外でさらにいい相手なり、統一戦なりをやりたい」と希望した。具体的な相手については「(WBA世界同級スーパー王者の)パヤノが一番のターゲットですね」と、昨年モレノからスーパー王者の座を奪ったファン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)を名指しした。

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