元大阪偕星ボクサー・前原“昔”を語る

 「デイリー後援・ボクシング8回戦」(2日、大阪府立体育会館第2競技場)

 メーンの74・5キロ契約ノンタイトル8回戦を務める東洋太平洋ミドル級1位、日本同級7位の前原太尊・康輝(22)=六島=が1日、前日計量を行い、対戦相手のクンサックイーブ・オーブンチャイ(タイ)とともに一発クリアした。

 戦績10戦8勝(8KO)1敗1分けで6戦連続KO勝利中。勝てば今秋にも初のタイトル挑戦を予定する。「KOは常々、意識しているし、プロなら魅せて勝つ。タイトルマッチ前哨戦だし、成長を見せたい。試合が終わればすぐに練習する。テーマは無事故。課題にしているボディーで倒す」と7連続KOで弾みを付ける。

 元高校球児で、今夏、初の大阪代表になった大阪偕星高のOB。ネットなどで、試合情報をチェックし「すごい!甲子園ですよ」と大いに刺激を受けた。

 左投手として将来を期待されながら、入学直後に左肘を痛め1年で退部。その後、腕っ節の強さからケンカを繰り返し2年で退学。鑑別所、少年院と道を踏み外したが、ボクシングで更正した。

 「まあ悪かったと思いますよ。先輩とかの頃は。でも、僕が1番、悪かったんで…。僕らの時は先輩が8強くらいまで行ったけど、その頃、僕は社会とは隔絶されたところにいたから…。(11年に)監督が変わられてから、強くなったと聞いています。いやあ、いい風吹いています」と、自身にも追い風。

 母校で世話になった先生にはベルト奪取を約束している。「高校の流れに乗っていく。僕もステージを上げる。ベルトを持って学校に行きます。卒業証書をくれないかな…」と、後輩らの活躍に続くことを誓っていた。

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