文字サイズ

K-1佐藤嘉洋が現役引退を発表

現役引退を発表した佐藤嘉洋
1枚拡大

 K-1で活躍した佐藤嘉洋(34)=名古屋JKファクトリー=が21日、都内で会見し、現役引退を発表した。8月22日に名古屋国際会議場イベントホールで行われる「Krush.57 ~in NAGOYA~」で引退セレモニーを行う。

 リングを去る決意をしたきっかけは1月のK-1でサニー・ダルベック、5月のKrush.でジョーダン・ピケオーにKO負けしたことだったという。特にピケオー戦でダウンを喫した際、意識はあったが、戦い続けることができなかった。

 「今までの自分であれば意識がなくても、攻撃を返して戦い続けるという、丈夫で骨太な試合が出来ていた。意識があるのに何で自分は膝をついているんだろうと思ったくらい」と振り返るほどショックを受けたという。

 「師匠の小森(次郎)会長からも、その日の打ち上げで『初めて辞めた方がいいと思った』と言われ、8割くらいダメだろうなという気持ちになった」という。その後、迷う気持ちが続いた後、ピケオー戦の試合映像を見たとき、「自分の倒れ方を見て踏ん切りがついた」とした。

 「常に世界一を目指してきた」という佐藤は、ピケオー戦の前も絶好調だったという。しかし、試合で自身の衰えを感じた。「これでは世界一を目指せないなと。世界一を目指せなければ現役を続けられないと思ったので、ストップを決断した。丈夫さ、気持ちの強さ、根性でお客さんを魅せてきたので、それがなくなったのであれば、プロとして高いファイトマネーをもらう資格がない」。

 98年のプロデビュー後、K-1ワールドMAXなどで脚光を浴び、魔裟斗らとしのぎを削った。「できれば新しいK-1が盛り上がって、再度、日の目を浴びたかったなという悔しい気持ちもあるが、今は新しいスターがどんどん出てきているので、何らかの形で彼らの魅力が伝わることをしていきたい」とし、“キック愛”は変わらないと断言した。

 通算80戦54勝(20KO)25敗1分の数字を残した。印象に残っている試合については、キックルールのガオラン・カウイチット戦(03年)、イッティポーン・アカスリボーン戦(04年)、K-1ルールのブアカーオ・ポー.プラムック戦(08年)、魔裟斗戦(08年)を挙げた。さらに、Krush.の健太戦(13年)、シュートボクシングのヘンリー・オプスタル(13年)も脳裏に焼き付いているという。

 引退セレモニーを行う佐藤は、ラストマッチのプランを聞かれると、魔裟斗戦を希望した。「引退試合をやるとするなら、来年のK-1で魔裟斗さんとエキシビションをやりたいなと。もし実現したらお互い入場して対峙するだけで盛り上がるんじゃないかな。僕は08年の魔裟斗戦がK-1で最高の試合で、ピークだったと思うので、ぜひやりたい。それ以外だったら引退試合はなくてもいい」と話した。

 07年から接骨院やジムを経営する経営者としての一面を持つ佐藤は「職人気質でもないし選手を育てる気持ちはないので、選手を育てる以外から格闘技の人気を底上げするような活動をしたい」と思いを口にした。

関連ニュース

    デイリーペディア

    編集者のオススメ記事

    ファイト最新ニュース

    もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    写真

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス