ノア・森嶋が引退 ドクターストップ

 ノアの元GHCヘビー級王者・森嶋猛(36)が引退することをノアが21日、マスコミ各社へのファクスで発表した。

 森嶋は開催中の「グローバル・タッグリーグ戦2015」に北宮光洋(26)とエントリーしていたものの、直前で古傷である右肩腱板損傷、左ひざ内側側副じん帯損傷、左ひじ内側側副じん帯損傷、肘部管症候群を理由に欠場が発表されていた。

 この日のノアの発表文では「先に欠場を発表させていただきました通り、多くの負傷箇所を抱えて長年、試合に臨んでいた森嶋選手ですが、血液検査の結果、血液中のヘモグロビンHbA1cの数値が異常に高く、ドクターストップがかかってしまいました」と、森嶋が糖尿病を患っていることを明らかにした。

 その上で、「今後、治療を続けてもノアの最前線で試合をしていくことは不可能との判断から森嶋選手自身が引退という決断に至りました」と、森嶋自身が引退を決断したことを明かした。

 ファンに対しては本人から報告、挨拶の場を設ける予定で、その詳しい日時、会場、または引退セレモニーについては今後決めることになる。

 森嶋は98年に全日本でデビュー。00年にノアの旗揚げに参加、力皇(引退)とのコンビで頭角を現し、02年にGHCタッグ王座を奪取。08年3月には故三沢光晴さんを下し、GHCヘビー級王座を獲得した。現在はユニット・超危暴軍を率いていた。

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