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“凄惨マッチ”の赤いベルトは宝城に

紫雷イオ(下)にダイビングエルボドロップを見舞う宝城カイリ=後楽園ホール
優勝した宝城カイリ=後楽園ホール
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 「スターダム」(29日、後楽園ホール)

 2・22後楽園大会で安川悪斗の顔面に重傷を負わせた世IV虎がはく奪されたワールド・オブ・スターダム王座決定トーナメントが行われ、宝城カイリが第5代王者に輝いた。1回戦で木村響子を突破した宝城は、決勝で紫雷イオをダイビングエルボードロップで破り、初めて赤いベルトを手にした。

 同期の安川悪斗が病院送りとなった“凄惨マッチ騒動”後の団体をけん引することになった新女王は、ベルトを掲げて声援に応えた。

 マイクを手にした宝城は「夢をかなえる1つの魔法、それはあきらめないことです。私はまだまだ未熟な王者です。だけど、イオさんが(13年4月に)両国でベルトを取って、これだけ強く成長された姿を見てるので、私も逸女(イオ)のように(なります)。皆さんの応援が胸に響きました」と喜びの思いを明かした。

 また、この日来場してあいさつした安川ともリング上で抱擁。しかし、その後ライバルから祝福のエルボーを一発もらった。

 バックステージでは、凄惨マッチ騒動が赤いベルトを目指すきっかけだったと告白。「あのことがあって、プロレス、スターダム、ベルト、仲間、自分自身について毎日、毎日眠れないくらい考え続けた。そうしたら、トーナメントがあると聞いて、今どうしても赤いベルトに挑戦したいという思いが抑えきれなくなった」と振り返った。

 ファンからの大歓声を思い浮かべて涙した155センチ、52キロの小さな女王は「私はプロレス界の中で一番弱いチャンピオンかもしれない。だけど、私はスターダムを誰よりも好き。プロレスが一番好きという気持ちは負けない。この決意をベルトを防衛していく上で存分に発揮したい。誰の挑戦でも受ける。絶対にスターダムを守る。悪斗のためにも、世IV虎さんのためにも」と力強くコメントした。

 前王者の世IV虎は安川に行きすぎた攻撃を加えたとして、王座はく奪と無期限出場停止処分となった。

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