藤波WWE殿堂入り 日本人2人目
プロレスラーの藤波辰爾(61)が20日、WWEの名誉殿堂「ホール・オブ・フェーム」入りすることが明らかになった。WWEが発表した。日本人では師匠のアントニオ猪木参院議員に続いて2人目。
71年に日本プロレスでデビューした藤波は新日本旗揚げに参加後の1978年、WWEの本拠地である米ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン(MSG)でカルロス・ホセ・エストラーダからWWWF(当時)ジュニアヘビー級王座を奪取。スピード感あふれるファイトスタイルでジュニアヘビーブームを巻き起こした。
ヘビー級転向後の82年8月にはMSGでジノ・ブリットからWWF(当時)インターナショナル・ヘビー級王座を獲得。91年3月には東京ドームでリック・フレアーを破り、NWA世界王座を手にした。
日米で活躍した藤波が生み出したドラゴンスクリューやドラゴンスリーパーは多くのWWEスーパースターが採り入れるほどで、名誉殿堂入りにふさわしいとされた。「ホール・オブ・フェーム」の授章セレモニーは、WWE年間最大のイベント「レッスルマニア31」の関連イベントとして、3月28日に米カリフォルニア州サンノゼSAPセンターで開催される。