リゴンドー 天笠の前で練習公開

練習で軽快な動きを見せるリゴンドー(東京・新宿の協栄ジム)
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 「WBA・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(31日、ボディメーカーコロシアム)

 天笠尚(29)=山上=の挑戦を受ける王者ギジェルモ・リゴンドー(34)=キューバ=が23日、東京・新宿の協栄ジムで練習を公開した。この日は対戦相手の天笠も偵察に訪れ、早くもツーショットが実現。「ウエートも体調も一切問題ない。十分に準備をしてきた。お互いにいいファイトを見せよう」と挑戦者にエールを送った。

 万全の仕上がりをアピールするかのように、引き締まった上半身の筋肉を披露。ミット打ちが中心のメニューだったが、ケタ違いのスピードと多彩なコンビネーションブローを繰り出して、世界トップクラスの超絶テクニックの片鱗(へんりん)を見せつけた。

 相手にほとんど打たせない守備的なスタイルが持ち味とはいえ、サウスポーから鋭い右ジャブ、さらにボディーへの連打とたたみかける迫力はさすが。

 伝説的なチャンピオンを目の当たりにした天笠は「スピードもあるけどパンチが重いという感じ。中間距離はダメだと思うので、リゴンドーが踏み込んでくる時に、どんなパンチでもいいから打ち返せるようにしたい」と、攻略の糸口を何とかつかんだ様子。圧倒的な不利が予想されているものの、「怖さはない。1発でもパンチを打ち込んで、目の色を変えさせたい」と大番狂わせへ闘志満々だ。

 ディフェンスの練習も入念に行い、1時間以上にわたってたっぷり汗を流したリゴンドー。「ここまで順調にきている。ファンの皆さんは私のスタイルを理解していると思う。その自然体のボクシングを見せることができれば満足。ぜひ勝って日本のファンと一緒にニューイヤーを迎えたいね」と大みそか決戦へ意欲を示した。

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