天笠「超大穴」が奇跡の大番狂わせだ

カメラに向かってポーズを取る天笠尚=東京・新宿の協栄ジム(撮影・吉澤敬太)
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 大みそかに大阪で、世界スーパーバンタム級統一王者のギジェルモ・リゴンドー(34)に挑戦する東洋太平洋フェザー級王者の天笠尚(29)=山上ジム=が17日、都内でスパーリングなどの練習を公開した。

 軽量級最強と称されるリゴンドー戦が決まった際には、「99%勝てない」と率直な思いを口にしたが、「今は97%。3%は勝てる」と、練習を重ねる中で少しずつ手応えを感じてきている。山上会長も「(天笠は)強い選手とやると燃える性格。もしかしたら、もしかするかも」と“奇跡”を後押しした。

 毎週欠かさず馬券を買うという天笠は、自身を趣味の競馬になぞらえ、「超大穴が、奇跡の大番狂わせを起こしたい」とぶち上げた。28日の有馬記念は計量の前々日だが、「ビシッと当てて試合に臨みたい」と、こちらも勝負師として腕をぶしている。

 最強王者への挑戦は「ボクサー冥利(みょうり)に尽きる」とした上で、「こん身のパンチを当てたい」とあくまで勝利にこだわる天笠。“超大穴ボクサー”が運命のゴングを待つ。

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