元阪神・呉昇桓、OP戦初登板で完璧投

 阪神の抑えとして活躍したカージナルスの呉昇桓投手(33)が5日(日本時間6日)、オープン戦初登板となるマーリンズ戦で1回1/3を投げて無安打無失点。打者4人に計15球を投じ、ストライクは10球。最速は145キロだった。

 予定では2番手で四回から登板するはずだったが、先発投手が三回につかまり、まさかの途中降板。いきなり2死満塁の場面でマウンドに送られた。

 しかし、日韓で守護神として数々の修羅場をくぐり抜けてきた右腕は落ち着いていた。「結果を考え過ぎないようにした。初めての登板でしたが、きっちり投げることだけを考えた」。メジャー2年目のリアルミュートに対し、初球143キロ直球が外角低めに外れた後、145キロ直球で左飛に仕留めてピンチを脱した。

 続投した四回はスライダー主体の組み立てで3人を料理。この日の最速は145キロ止まりだったが、切れ味鋭いスライダーで空振りを2つ奪った。

 「きょうは直球よりも変化球の曲がりを意識した。スライダーには満足している」。

 新天地では抑えのローゼンタールにつなぐセットアッパーとして期待されている。場内アナウンスで紹介された際には客席から大きな歓声が起こった。元虎戦士が最高のスタートを切った。

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