熊本出身・森高千里 ライブで募金箱

ライブで被災地へメッセージを送った森高千里=Zepp東京
森高千里のライブ会場に設置された募金箱=Zepp東京
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 熊本出身の歌手、森高千里(47)が23日、東京・青海のZepp東京でライブを行い、熊本地震が14日夜に発生してから初めて公の場に登場。「今の私にできることは歌を届けること」「東京から九州にパワーを送りたい」とヒット曲「私がオバさんになっても」など19曲を歌いあげた。会場には募金箱も設置された。

 森高は、最初のあいさつで「亡くなった方のご冥福をお祈りします。被災をされた方が1日も早く心の平穏を取り戻せるように、心から願っております」と静かに話した。

 熊本市には両親、兄家族や友人が多数住んでおり、避難所や車で寝泊まりしている友人もいる。震災直後のライブの開催を心配する声もあったが「待っているファンもいる」と予定通りに行うことを決断した。

 熊本の親族や友人らとは毎日、電話で連絡を取り合っている。「みんな無事だけど、夜になると怖いと話している」と現状を報告。「何もできないのが心苦しい」と吐露した。

 森高は地震が発生した翌日の15日に、公式HPで「言葉になりません」とショックを受けた心境をつづっていた。

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