綾瀬はるか主演NHK“3年大河”

 NHKが17日、放送総局長の定例会見を開き、放送90年を記念して、綾瀬はるか主演で3年にわたり全33回で放送される大河ファンタジー「精霊の守り人」の2016年分が3月19日から全4回で放送されると発表した。NHK総合の毎週土曜、午後9時から。

 「精霊の守り人」は、作家・上橋菜穂子さんのファンタジー小説「守り人」シリーズが原作。綾瀬が演じる女用心棒のバルサが、命を狙われる王子チャグムを守りながら冒険するファンタジーと紹介されている。

 作中、特殊効果が多くのシーンで用いられている。同局の安斎尚志理事は「テンポの良いもの(作品)で、おっ、とびっくりする景色がいっぱい出てきますのでご期待ください」と胸を張った。

 NHKでは、09年11月から11年12月まで3年にわたり、本木雅弘主演で“スペシャル大河”とも呼ばれたスペシャルドラマ「坂の上の雲」(全13回)部を放送。同ドラマは撮影に3年かけ、製作費は「1話あたり6000万円の大河ドラマを超える」(NHK)と大河を上回る空前のスケールで多くの視聴者を引きつけ、社会現象にもなった。

 【ドラマ「坂の上の雲」メモ】

 司馬遼太郎氏が1968年から72年まで新聞連載した同名小説が原作。NHKでは連載時からドラマ化を交渉したが、司馬氏の許可が下りず、司馬氏の死後、妻の福田みどりさんがようやくドラマ化を了承。03年1月、当時の海老沢勝二会長が「06年のドラマ化」を発表した。

 しかし、脚本担当の野沢尚氏が04年6月に自殺し、脚本制作が延期に。さらに04年からはNHKの不祥事が相次ぎ、05年1月には海老沢会長が辞任。その後も受信料不払い問題などを抱えながら、“視聴者への信頼回復の起爆剤に”と30年来の悲願を、開局以来、最大級のプロジェクトで実現させたものだった。

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