秋元康氏 AKB新曲で作品1億枚突破

 AKB48の総合プロデューサーで作詞家の秋元康氏(57)が手掛けたシングルの総売り上げが、1億枚を突破したことが9日、分かった。同日に発売されたAKB42枚目シングルとなる新曲「唇にBe My Baby」が、初日売り上げ81・3万枚を記録したことで、“秋元AKB作品”の総売り上げが1億22・6万枚となり前人未到の大台越えを果たした。

 AKBとしてもシングルの総売り上げが3615・8万枚となり、B、zの3580・9万枚を抜いて、1968年スタートのオリコンランキング史上、歴代最高記録に。8日に劇場デビュー10周年を迎えたAKBが、“生みの親”と共にW金字塔を打ち立てた。

 作詞家人生34年で、秋元氏のオリコン週間ランキング1位獲得数は通算129作。AKB、おニャン子クラブといったアイドルソングに加えて、故美空ひばりさん「川の流れのように」などの名曲で、『1億』の数字を積み上げた。希代のヒットメーカーは「これからも、みなさんの“思い出の目次”になるような詞を書き続けたいと思います」と決意を新たにした。

 新曲でセンターを務めた高橋みなみ(24)も「10周年のまさにそのタイミングでこのような偉業を達成できたということは、本当にファンの皆様のおかげです」と喜んでいた。

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