歌手・氷川きよし（３７）が２日、東京・五反田ゆうぽうとで開催した全国ツアーの公演で、単独コンサート通算２０００回を達成した。

　公演の中盤。用意された「祝２０００回！」の記念くす玉を割ると、１７００人のファンから「おめでとう！」の声と拍手に加え、最後はバンザイ三唱で祝福された氷川。「皆さんが来場していただけたから、達成できた。ひとりひとりに感謝したい。ありがとうございます」と、まずファンへの感謝の言葉を述べた。

　２００１年７月５日に、中野サンプラザで初単独公演を開催してから１４年。毎年、１００本以上のコンサートを開催し続け達成した大台。「自分自身に負けないで頑張ってきた」としみじみ振り返った。

　若いころ、多忙なスケジュールが続き、体調不良で公演を中止したこともあった。悲しむファンの姿に、気持ちを変えた。「どんな状態でも自分自身に負けず、本番までにベストコンディションにして、ファンの方に歌を届けるために頑張ってきた」と、食生活管理やジョギングなど、日々体調管理に気を配る努力も重ねてきた。

　また「最初のころは緊張で客席を見ることができなかった」というコンサートだったが、この日はトークなどで積極的にファンと交流。２９日発売の新曲「愛しのテキーロ」を初披露するなど全２３曲を熱唱。「３０００回、４０００回と続けられるように歌い続けたい。目標は１万回。命ある限りに歌います」と高らかに大きな目標を掲げていた。