土屋太鳳、芸能生活10年振り返る
NHK連続テレビ小説「まれ」の主役・津村希を演じている女優の土屋太鳳(20)が23日、芸能界へ第一歩を踏み出してからちょうど10年となるのを期に、公式ブログでオーディションに落ちまくった芸能生活を振り返った。
土屋は「まれ」のオーディションで、2020人の応募者の中から見事選ばれ、希役を射止めた。
しかし、そこに至るまでは順調とは言い難い芸能人生だった。
10年前の7月23日は、「スーパー・ヒロイン・オーディション・ミス・フェニックス」を受けた日だった。
「そのあと5回審査を受けて ファイナルが終わった時は12月でした」
結果、土屋は審査員特別賞を得たが、審査委員長には「今日がゴールじゃない。本当に大変なのはここからなんだよ」と言われたという。
その言葉通り、土屋にはオーディションに落ち続ける日々が待っていた。
「受け始めてすぐ仕事や役に出会える人もいます。でも私はそうではなかったので、ひたすら、受けました」。というか、書類審査で落とされることがほとんどだったという。
「やっと書類審査が通っても2次に届かなかったり、届いてつかんだはずの役が事情が変わってしまったり…」
土屋にとってこの10年は「撮影現場にたどり着きたい」一念で過ごした時間だった。
今は津村希を全力で演じているが、「このままの自分で続けていけるとは思えない厳しさを、実感してます」と、将来を甘くは考えていない。