花園直道、三津五郎さんの遺志生かす

デイリースポーツ神戸本社を訪れた花園直道
デイリースポーツ神戸本社を訪れた花園直道
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 イケメン日舞パフォーマーの花園直道(26)が17日、神戸市中央区のデイリースポーツ本社を訪れ、若い世代への日本舞踊の普及を誓った。2月にすい臓がんで亡くなった家元の坂東三津五郎さん(享年59)の遺志を胸に、ステージに立つ。

 12歳から古典舞踊を坂東流で学び、三津五郎さんから名取免状を授かって技術を磨いてきた花園は「昨年の最後の板東流の総会で、家元がいつもより口調を強めに『このままじゃ存続がままならない』とおっしゃっていた」と生前の三津五郎さんの言葉を述懐。「自分の友達に日本舞踊が分かるのが10人に1人か2人」と危惧している。

 公演では本来の日本舞踊のイメージとは違うパワフルなパフォーマンスで魅了。マイケル・ジャクソンやレデイー・ガガの楽曲のほか、ロックのリズムに合わせた舞踊を披露。さらに、三味線を弾きながら歌唱するなどのパフォーマンスで主婦層から絶大な人気を得ている。

 デヴィ夫人ら芸能界のファンも多い。大村崑からは“男宝塚”との評価を受けたほか、林与一らベテランとの共演も重ねる。「関西では(自分の)公演を行ったことないので、小さな所からスタートして、いずれは新歌舞伎座で座長を張れるように頑張りたいと思っています」と意欲を見せた。

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