テレ東に不運、錦織戦が雨で始まらず
全仏オープン(パリ・ローランギャロス)の大会8日目が31日に行われ、第1試合の途中で降雨のため一時中断した。この日は「スザンヌ・ランラン」コートでの第2試合で、第5シードの錦織圭(日本) vs T・ガバシュビリ(ロシア)の4回戦が予定されているが、テレビ東京が生中継を予定していた午後7時54分の放送開始時間にも中断中。雨で濡れたコートが映し出された。この日は日曜日のゴールデンタイムの放送とあり、視聴率が期待されていた。
同局は1983年から2007年まで毎年、全仏テニスを放送。昨年も錦織選手の試合を中心に放送したが、1回戦で敗れ、それ以降は深夜放送で対応した。リベンジの思いでのぞんだ今年は、3回戦が相手選手のケガで不戦勝。錦織の3回戦の放送がなくなる不運となった。
そして迎えたこの日。午後7時54分から10時42分までの放送枠を予定していたが、番組では冒頭から、錦織の誕生物語、錦織の再現ドラマ、さらに2回戦のベルッチ(ブラジル)戦の再放送をオンエアするなど、対応に追われた。
中断していた第1試合は午後9時過ぎに再開された。
テレ東は午後8時半現在、デイリースポーツの取材に対し「(放送時間延長なども含めて)流れを見て対応します」と話しており、雨にらみの対応が続いている。
ネット上では「錦織見ようと思ったら雨か」「放送どうなるの」「やっぱりテニスは雨があるから大変」「はやめにやんでくれるといいけど」「テレ東の放送枠では放送しきれないな」など心配するツイートがあふれている。
なお錦織はこの日朝、すっきりとスポーツ刈りに散髪したニューヘアで練習に登場。軽快なプレーを見せていた。