伊坂幸太郎と阿部和重が異例の合作小説

 当代随一の実力派作家2人が異例の合作小説を生み出した。「ゴールデンスランバー」など話題のミステリーを次々と発表する伊坂幸太郎と、第132回芥川賞を受賞した阿部和重が合作小説「キャプテンサンダーボルト」を完成させ、文藝春秋から11月に発売することが分かった。

 構想と執筆に4年をかけた900枚におよぶエンターテイメント大作。伊坂は「死神の浮力」以来約1年半ぶり、阿部にとっては初の書き下ろし小説となる。同作に力を入れる文藝春秋は特設サイトを開設し、サイト上で完成するまでの経緯についての2人の対談を掲載する。

 ◆阿部和重(あべ・かずしげ)1968年9月23日生まれ、46歳。山形県出身。94年「アメリカの夜」で群像新人賞を受賞。2005年「グランド・フィナーレ」で第132回芥川賞を受賞。妻の川上未映子も芥川賞作家で、史上初のカップルと話題を呼んだ。

 ◆伊坂幸太郎(いさか・こうたろう)1971年5月25日生まれ、43歳。千葉県出身。2000年に「オーデュポンの祈り」でデビュー。03年「重力ピエロ」で直木賞候補となり、08年「ゴールデンスランバー」で第21回山本周五郎賞、第5回本屋大賞を受賞した。

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