タレントの小島よしおが１７日放送のＴＢＳ系バラエティー番組「ニンゲン観察バラエティ　モニタリング２時間スペシャル」（木曜、後７時５６分）に出演、前衆議院議員の東国原英夫氏が立ち上げる新党からの出馬という架空の話に「ＯＫ」の返事をした。番組オンエア後、周囲から「政治家の方が向いている」と言われ、１８日に更新したブログで嘆いた。

　番組では収録されたビデオが放送された。まず小島が東国原氏に料理屋の個室に呼び出されて「小島君は政治の世界に向いている」と出馬をうながされた。これに対して小島は「うちのお父さんは何度か国政に立候補して、ダメだったんです」と、政治家志望の遺伝子を説明してまんざらでもない様子だった。

　数日後、再び会って東国原氏に回答を求められた小島は、真面目な顔で「はい。これを機会に勉強させていただければ」と出馬を快諾し、その後ネタばらしされると、路上に崩れ落ちた。

　「まさか“うん”というとは」と言う東国原氏に「気持ち固めちゃいました。やりますよ！待ってますよ」と、小島はなおあきらめがつかない様子だった。

　放映後、更新したブログで小島は「ピーヤ！すっかり騙されてしまいましたが（笑）政治家の方が向いている！という声が多く戸惑っていますがもう少しお笑いをやらせていただきます！（笑）」と反響に当惑しつつも、取りあえず“立候補”は封印した。

　なお、この番組企画でもう１人、同じように偽出馬をうながされた具志堅用高は「家族会議の末」断っている。