昨年１０月に心不全のため亡くなった「アンパンマン」の産みの親、やなせたかしさんをしのぶ会「ありがとう！やなせたかし先生　９５歳おめでとう！」がやなせさんの誕生日となる６日、都内で行われ、劇場版最新作「それいけ！アンパンマン　りんごぼうやとみんなの願い」（７月５日公開）が発表された。

　シリーズ２６作目となる本作は、東日本大震災後の２０１２年から始まった復興三部作の最後の作品。会では、原作本を出版しているフレーベル館から、やなせさんのラストメッセージとして「今回は望郷と故郷の再建ということをテーマにしました」などと書かれたコメントが発表された。やなせさんの原作は本作で終わっているが、来年以降もアニメ、映画ともに継続していく方針という。

　アンパンマンとして弔辞を読み上げた声優の戸田恵子（５６）は「僕たちをいつまでも見守っていてください」と言葉を贈った。