サザンオールスターズの熱狂的なファンで知られる格闘家の角田信朗が、５年ぶり復活を一ファンの立場から大歓迎し、喜びをかみ締めている。

　「桑田佳祐というアーティストの熱狂的な信者」を自認する角田は、２４日に報じられた復活のニュースを見て桑田に「嬉しいお知らせ有り難うございます」とだけメールした。すると桑田から「そんな訳でまたやることになりました」と返信が来たという。

　角田が念願かなって初めてサザンと、桑田と出会ったのは１９９６年、横浜スタジアムライブの楽屋を訪ねて面会を果たした。

　その際、自宅の電話番号を教えてもらったり、年越しライブのステージに引っ張り上げられたり、桑田の５０歳のシークレット誕生パーティーでは本人の目の前でサザンの曲を歌ったこともある。

　そんな熱狂的なファンの角田だが、熱狂的だからこそ、桑田とは一定の距離を保っている。

　公式ブログで２６日、そんな思いを伝えている。「僕の中に踏み越えてはいけないものがあるのを感じて　もうここ何年も御自宅にお電話したことはないし　サザン復活しないんですか？なんていう質問や　チケット取れないんですけど　とか　そういうのは自分の中で絶対にＮＧな聖域だと思っています」。桑田のライブに行っても親しげに楽屋を訪ねることはなく、そのまま帰っている。聖域を守るために…。

　３５周年の節目を機に活動再開が決まり「もしかしたらサザンはこのまま封印されるんじゃないか」とも思っていた角田は今、「全国のサザン信者のみなさん　良かったね～」と多くのファンとともに喜びをかみ締めている。