七戸、五輪逃すも原沢から「お手本」

 「全日本柔道選手権」(29日、日本武道館)

 リオデジャネイロ五輪100キロ超級代表候補だった原沢久喜(日本中央競馬会)と七戸龍(九州電力)はともに準決勝で敗退。全日本柔道連盟は決勝戦後に強化委員会を開き、同級代表に原沢を選んだ。

 五輪切符を逃した七戸は準決勝で一本負けし、原沢と対戦することなく五輪の夢がついえた。ただ、この4年間は最重量級再興の旗頭として競争をけん引した。「重量級が弱いと言われた中で盛り上げたかった。一番になりたかったが、確実にレベルアップした」と振り返った。

 一方、代表となった原沢も「七戸さんがお手本だった。(五輪では)思いを背負って戦いたい」と話した。

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