陸上男子短距離の桐生祥秀(東洋大)が4日、約3週間の米国遠征を終えて成田空港に帰国した。日本勢初の9秒台が期待された2日のテキサス・リレーの100メートルは10秒24に終わったが、向かい風1・4メートルの条件だったこともあり「悔しい思いもあるが、まあまあ走れた」と笑顔も見せた。
練習に専念するため、エントリーしていた織田記念国際(29日・広島)には出場せず、国内初戦は5月8日のセイコー・ゴールデングランプリ川崎の100メートルの予定。17歳のサニブラウン・ハキーム(東京・城西高)との対決に注目が集まるが「しっかり違いを見せたい」とプライドをにじませた。