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新入幕明瀬山「相撲で恩返ししたい」 

笑顔を見せる明瀬山
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 「大相撲春場所」(3月13日初日、エディオンアリーナ大阪)

 春場所の新番付が29日、発表され、苦節8年で新入幕を果たした東前頭16枚目の明瀬山(30)=木瀬=が吹田市内で会見した。初土俵から所要48場所は学生相撲出身力士では史上4位のスロー新入幕。

 先場所は西十両5枚目で8勝7敗だったが、幕内下位で負け越しが続出する幸運に恵まれ昇進。「だいぶドキドキしました。番付表を見た時に文字(自身のしこ名)が大きくなっていた。うれしい」と笑顔を見せた。

 埼玉栄高、日大と相撲の名門を歩み、08年初場所で初土俵。10年九州場所で順調に十両昇進したが、足踏み。ヘルニアにも苦しみ幕下と行ったり来たりを繰り返した。

 「ケガもあり、自分で嫌になることもあった。ヘルニアを自分で調べたら『全然治らない』と書いてあり、ちゃんと相撲が取れるようになるのか、と思った。真っすぐ歩けないくらいで、みんなから気を使って優しくされるのも嫌になった」と、苦しんだ。

 復調のきっかけは相撲スタイルの変更。映像をともに見ながら木瀬親方(元幕内肥後ノ海)から「右手でまわしを取りに行くこと」、「攻めを早くすること」を指導された。

 「じっくり攻める派だったけど、親方は『勝負どころを早く。確率の問題だから』と。言うことを聞いたからこその番付」と師匠に感謝。183センチ、173キロの恵まれた体の生かし方を覚えた。

 木瀬部屋が10年に閉鎖された際、一時は北の湖部屋に移籍した。昨年12月に他界した北の湖前理事長(元横綱)からは「右を取れば強いのに」と言われていた。木瀬親方は「右を取ったら上も下もうまいのに、本人だけが分かっていなかった。幕内に上がる力はあったから、こっちが悔しくて歯がゆかった」と、遅咲きのまな弟子にため息をついた。

 「ケガをしないこと。喜んでもらえる力士になりたい。応援して下さった皆さん、家族に相撲で恩返ししたい」と、明瀬山は力を込めた。

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