パナソニック・堀江、ジャッジに不満

 「ラグビー・トップリーグ・決勝T準々決勝、パナソニック46-6キヤノン」(9日、ニッパツ三ツ沢球技場)

 3連覇を狙うパナソニックが大勝し、4強入りを決めた。ただ、日本代表のフッカー堀江翔太主将(29)は、試合後の会見で審判のジャッジに不満爆発。試合を通じて微妙な判定が目立ち、「19年W杯に向けて、審判も一緒に成長していかないといけない」と苦言を呈した。

 15年W杯で大躍進した日本代表の一員として言わずにはいられなかった。「今日の審判はトップリーグでも1試合くらいしか吹いてないと聞いた。今日から勝つか負けるかのトーナメント。もしこれが接戦になっていたら大変なこと」。全力プレーを妨げるような“未熟な笛”に、我慢は限界に達していた。

 モールで倒れてないのにモールを崩した(コラプシング)と見なされ、スクラムで相手選手が3回膝をついているのに見ていない。極めつけは後半20分過ぎ。キヤノンの選手交代がなし崩し的に行われ、一時ピッチに16選手が立っていたが審判は気づかず、ゲームがしばらく続けられた。

 「練習試合じゃないんでやめてほしいですよね。僕らは基準に対して合わそうとはするが、反則の基準がバラバラ。これではいいプレーをしようと思ってもできない。試合では審判が一番トップなので、そこが成長しないと僕らも成長できない。トップリーグでこれだと、国際試合にも影響する」

 昨年11月に行われたリーグ開幕戦(秩父宮)では、前売り券が完売したにもかかわらず1万席近い空席が発生し、日本協会が謝罪する騒動もあった。「企業スポーツとはいえ、選手は生活を懸けてプロの意識で戦っている。19年W杯に向けて、協会や審判も一緒に成長しないといけない」。あらためて日本ラグビー界に警鐘を鳴らした。

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